第36回京都大学宇治キャンパス産学交流会<エネルギー理工学研究所・生存圏研究所合同>

京都府中小企業技術センター
2020/9/1 13:30~16:00
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無料
京都大学宇治キャンパスにある4つの研究所(エネルギー理工学、生存圏、防災、化学)との産学連携や参加企業間の業種の垣根を越えた連携を目的に開催しています。今回はエネルギー理工学研究所と生存圏研究所の合同開催です。新型コロナウイルス感染拡大を極力避けるため、この交流会はインターネットを通じたオンライン形式で実施します。受講は無料、昨年度まで実施していた講演後の施設見学、懇親会は今回は行いません。

【内容】
<第1部> 講演会 13:30~16:00
 ・研究シーズ
「微生物が生み出す小さなエネルギーの社会利用〜五月雨を集めてはやし最上川〜」

京都大学 エネルギー理工学研究所 特定教授 原 富次郎 氏

微生物は目に見えない有機体です。彼らは自然界からエネルギーを取り出し、地球上のいかなる生物より長く、多く、場所を選ばず生活してきました。その特徴は、1個では気づき難いですが集積すると信じ難い力を示します。本講演では、持続社会に向けた微生物集団(エネルギー)の制御研究を紹介し、産業化活動にも触れます。

  

「宇宙の嵐とオーロラ:宇宙災害の低減に向けて」

京都大学 生存圏研究所 准教授 海老原 祐輔 氏

磁気嵐やサブストームと呼ばれる宇宙の嵐がおこるとオーロラは明るく活発になります。同時に送電線を流れる誘導電流によって停電のリスクが高まります。宇宙の嵐の原因は太陽にあることから、私たちは常に太陽の脅威にさらされていると言えます。磁気嵐やオーロラ、送電線に流れる電流についての最新の研究成果を紹介します。


・企業紹介
「『宇宙✕エンタメ』への挑戦 ~産学連携で進める人工オーロラ研究について~」

株式会社ALE テクノロジーチーム 科学計算担当 平賀 涼子 氏

宇宙空間を使ったエンターテイメント。私たちが挑戦するのは、まだ誰もしたことのない新しい領域でのビジネスです。その可能性の一つとして現在、京都大学大村研究室と連携して「人工オーロラ」の発生を研究中。人工オーロラを始めとする宇宙エンタメに込める私たちの思いや、ALEにおける産学連携の在り方、京都大学との共同研究の様子等についてご紹介します。
京都府中小企業技術センター けいはんな分室 TEL 0774-95-5052 E-mail keihanna@kptc.jp
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